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香柳園とは?
印籠などの留め具として江戸時代に隆盛を極め、現代も生き続ける根付。香柳園はその根付をもっと楽しむための情報が満載のホームページです。
「香柳」と同じ音の「交流」を踏まえ、内外における根付やその関連品に関する情報を日本語と英語で発信しています。
2000年春の開設以来、国内外の多くの方に親しまれています。2020年秋にこちらのアドレス(http://koryuen-jp.com)へ移転し、リニューアルしました。
根付について詳しくは根付とは?をご覧ください。
駒田牧子について
香柳園へのご来訪ありがとうございます。運営者の駒田牧子(こまだ まきこ)です。
フリーランスとして執筆・講演・翻訳などを通じて、根付の楽しさや日本の美術工芸の素晴らしさを内外に発信しています。
根付や置物の彫刻一家に生まれ、発信には作り手の視点も取り入れています。
文筆家、翻訳家
獨協大学大学院 英語学修士
大東文化大学 非常勤講師
日本根付研究会理事、国際根付ソサエティ理事
主な執筆
・著書『根付 NETSUKE』角川ソフィア文庫(2015年)
・「根付概説」(三鷹市美術ギャラリー根付展図録『根付 江戸と現代を結ぶ造形』に収録、2017年)
主な翻訳(日英・英日)
・千葉市美術館『現代根付 キンゼイコレクション』展示図録(2001年)
・松田権六著『うるしの話(英語版)』(共訳、2019年)
・MOA美術館・三井記念美術館・徳川美術館『大蒔絵展』展示図録(2022年)
主な講演
・米国ワシントンDCの日本大使館文化センターおよびフリーア&サックラー美術館にて根付の講演と父の彫刻実演(英語、2017年)
・美しいキモノ・アカデミー「『根付』の美と遊び心」(日本語、2019年)
メディア出演
・ラジオ J-WAVE DoCoMo Colors of Life「世界に広がる日本のアート」(2004年)
・TBS / MBSテレビ 皇室アルバム「根付に魅せられて 高円宮妃久子さま」(2021年)
私の父は駒田柳之(こまだ りゅうし)という現代根付作家で置物彫刻の三代目です。そのため、私がこの世界に身を置いているのも当然のように思われるかもしれませんが、最初から目指していたわけではありませんでした。
学生時代は英語好きが高じて言語学者を志していました。獨協大学で英語学の修士号を取得後、ロータリー財団奨学金を得てカナダ・アルバータ大学大学院へ留学し、言語学を学びます。当時は5年計画で博士号を取得するつもりでした。
ところが留学して外の世界を知ったことで、自分がいかに珍しくて面白い立場にいるかに気づきます。英語も日本語も堪能な言語学者はたくさんいますが、根付作家の家に生まれて多少なりとも英語が使える人はほとんどいません。
「根付の世界なら私にしか出来ないことが出来るかも知れない!」と思い、留学を一年で切り上げてとんぼ返りしました。
1997年に帰国して以来、勉強も兼ねて美術工芸の分野で翻訳の仕事をしています。そして根付ほか美術工芸について学ぶため、本を読んだり、展覧会を数多く見たり、根付の研究会などに足繁く通っています。
そして、2000年春に「根付をもっと楽しむためのホームページ香柳園」を開設。以来、日英語で根付に関する情報発信に努めてきました。近年は根付や工芸に関する執筆や講演にも力を入れています。
2015年に上梓した角川ソフィア文庫『根付 NETSUKE』は、週刊文春や読売新聞をはじめ多くのメディアに取り上げていただきました。これまでにない切り口の入門書として、初心者から経験豊富な愛好家まで幅広くご好評を得ております(詳しくはここをクリック)。
また、2017年に米国ワシントンDCにて父と講演をした際には、同日にNPR全米公共ラジオ(日本でいえばNHKのような放送局)のフェイスブックにて父のインタビューが私の通訳でライブ配信されました。約30分のフルバージョンは視聴回数約18万回、2分弱の短縮バージョンは約54万回に達しています。
今後もさまざまな形で根付や美術工芸の魅力を伝えていけたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
駒田牧子
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