根付教室案内

このコーナーでは彫刻歴約70年の駒田柳之が講師を務める根付彫刻教室をご案内します。自分も根付を彫ってみたいという方はぜひお問い合わせください。

なお、いずれも人気講座のため、欠員待ちのことが多いようです。ご希望の方はお早めにお申込みの上、気長にお待ちいただければ幸いです。

駒田柳之のプロフィールや彫刻道具については、このコーナーの下の方をご覧ください。

朝日カルチャーセンター新宿教室

東京・朝日カルチャーセンター新宿教室にて現代根付彫刻の講座が2000年4月に開設されました。駒田柳之と黒岩明氏が講師として、各自がオリジナル根付の制作のために必要な基本的技術を指導しています。また、根付界の最先端の情報も提供しています。

日時(月2回。朝か夜のいずれかをお選びください)
朝のクラス:第2、第4木曜日の午前10時から正午まで
夜のクラス:第2、第4木曜日の午後6時から8時まで

ここをクリックすると2000年7月に取材した「講座見学報告」がお読みいただけます。

費用等、詳しくは下記カルチャーセンターまでお問い合わせ下さい。

朝日カルチャーセンター新宿教室

場所:163-0204 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル10階
電話:03-3344-1941
交通:都庁前駅(都営12号線)A6出口、西新宿駅(丸の内線)C5出口、または新宿駅(JR線、小田急線、京王線)西口より徒歩
ホームページ:https://www.asahiculture.jp/shinjuku/

<追記>
2000年9月 鋼の棒から小刀の刃を作る方法を学んでいるそうです。
2000年11月 新たにお二人の方々が入会なさったそうです!
2000年12月 生徒の皆さんは各自の根付を完成させるべく奮闘中とのことです。
2002年10月 生徒さんの数も当初に比べて倍以上に増えました。
2007年1月 ここ数年で生徒数は20~30名にまで増え、それぞれにオリジナリティ溢れる作品を制作なさっています。
2017年6月 開講して17年、数名のプロも輩出され、時には欠員待ちの方もいるほどだそうです。

コミュニティクラブたまがわ

東京・玉川高島屋のコミュニティクラブたまがわにて2003年10月18日より「現代根付彫刻入門」コースが開設されました。駒田柳之の指導のもと、道具の使い方から学び、作品を仕上げていきます。

日時(月2回)
第1、第3土曜日の午前10:15から昼12:45まで

費用等のお問い合わせやお申し込みは、コミュニティクラブたまがわまで。

コミュニティクラブたまがわ

場所:158-0094 東京都世田谷区玉川3-17-1-V-2 玉川高島屋 東館4階
電話:03-3708-6125
交通:二子玉川駅(東急田園都市線または大井町線)西口から徒歩3分
ホームページ: http://www.cctamagawa.co.jp

産経学園 新百合ケ丘校

日本で最初のカルチャースクールである産経学園では、神奈川県・川崎市の新百合ケ丘校にて2017年4月28日より「現代根付彫刻入門」コースが開設されました。

少人数の講座のため、月1回ながら駒田柳之からほぼ個人指導のような形で手ほどきを受けられます。初心者はもとより、経験者で顔彫りなど高度な技術を学びたい方にもお薦めです。

日時(月1回)
第4金曜日の午後1:00から3:30まで

費用等のお問い合わせやお申し込みは、産経学園 新百合ケ丘校まで

産経学園 新百合ケ丘校

場所:215-0021 神奈川県川崎市麻生区上麻生1-4-1 新百合ケ丘エルミロード6階
電話:044-965-0931
ファクス:044-965-0934
交通:新百合ケ丘駅(小田急線)南口徒歩1分
ホームページ:https://www.sankeigakuen.co.jp

駒田柳之プロフィール

1934年東京に生まれる。15歳で父・柳水に弟子入りし、12年ほど置物彫刻、特に女性風俗物を学び始める。1962年に独立し、その2年後に根付の研究と制作を開始する。

1981年に米国ロサンゼルスにて初の個展が開かれ、1992年には東京で第二回個展が開催された。女物を得意とするが、男性や子供、動物など幅広い題材を扱う。

1994年より10年間、国際根付彫刻会の会長を務める。1999年に第22回日本の象牙彫刻展にて根付「未の刻」が文部大臣奨励賞を受賞。

Ryushi hand

写真は柳之の手と根付「未の刻」午後のひととき、鈴を手にした女性が足元の猫と戯れている様子を描く。

長年の根付彫刻家としての成果と後進育成の功績により、2009年4月にキンゼイ国際芸術財団からゴールデンドラゴン賞を、同年7月に国際根付ソサエティからブロンズ白澤(はくたく)賞をそれぞれ授与される。

2017年3月には米国ワシントンDCでの根付展開会に際し、日本大使館・広報文化センターおよびスミソニアン博物館群のフリーア美術館にて娘の牧子とともに根付の講演と実演を行う。さらに、全米公共ラジオNPRフェイスブックのライブ動画の取材を受ける。

NPRフェイスブックのライブ動画約30分(音声付き)
柳之が左刃の小刀ほか彫刻の道具を使用している様子がご覧いただけます。
https://www.facebook.com/NPR/videos/10155411098656756/
注:上のリンクがうまくいかない場合、こちらをお試しください:
https://m.facebook.com/NPR/videos/10155411098656756/

NPR動画(音楽付き)約2分と写真入りの記事
日本大使館の根付展で展示された古根付や柳之の道具の写真も掲載されています。
http://www.npr.org/2017/04/01/522120453/in-the-art-of-netsuke-tiny-toggles-tell-delightful-stories-of-japan/

柳之が使用する根付彫刻の道具

根付彫刻は様々な工程と道具が関わっています。詳しいことは順次ご紹介していきたいと思いますが、まずは日頃使用している道具をほんの一部ですが公開したいと思います。

左側の5本はガンギヤスリ(またはガンギリ、ハマグリ)
右側の6本はノミ

特注の手打ちヤスリ各種。市販品に比べて切れ味が天と地ほどの差があります。

左刃(ひだりば)の小刀各種とその持ち方。ほとんどが自作です。

柳之の作品
黄楊(つげ)製、高さ5.4cm

上述のNPRの動画や記事には、まだ制作途中だったこの作品が登場しています(こちらが完成品です)。

「現代・木彫・根付」展(国際交流基金主催)に出品し、世界各地を巡回中です。

最終更新日:2019年5月3日